2024 富田林・里山保全ボランティア養成講座が開催された。


最終日に間伐した檜の切り株。(切口や年輪の説明を受ける。)
「2024 富田林・里山保全ボランティア養成講座」は富田林市主催で森林環境譲与税を活用して主なテーマを四回に分けて、富田林の自然を守る会が協力して開催された。
四回のテーマを簡単な説明と写真を加えて取りまとめて紹介いたします。
1.里山保全と生物多様性
 2024年11月9日講演・里山保全はなぜ必要か!里山の成り立ちと生物多様性。
    里山の見学・奥の谷の里山を歩いて里山の現状を視察、保全の必要性を学ぶ。



守る会の田渕相談役から里山保全と生物多様性の講演を受けた後、里山を観察。

2.雑木林の管理作業<実習>
 2024年12月22日実習・雑木林の下ごり、老朽化した大径木の伐採など。
  長期間管理放棄された雑木林の林床を明るくするため、ヒサカキなど照葉樹やササなどを適度に伐採し林床を明るくして、林床植物をよみがえらせます。
当該日の写真が無いので、他に撮影した写真を使用しております。









3.竹の除伐・竹林整備<実習>
 2025年1月26日実習・モウソウチクは江戸時代に中国から日本に持ち込まれた。
 近年竹林の管理が放棄され、雑木林や人工林に侵入して生態系に大きな影響を与えています。これらの竹を除伐し、あるいは美しい竹林として管理します。
当該日以外の写真も使用しております。

竹炭の講演。(伐採した孟宗竹を竹炭にする過程の説明)





竹を間伐して幹は竹炭に、さきの細い竹と枝はチッパーでチップにする。

4.人工林(スギ、ヒノキ林)の間伐<実習>
 2025年2月23日実習・戦後の拡大政策で、多くの森林にスギやヒノキが植えられました。その後、間伐などの管理がなされず、林内が薄暗く林床に植物がほとんどない人工林があちこちに見られます。林床を明るくするため、スギ、ヒノキの間伐の実習を行いました。

里山保全ボランティア養成講座の最終回の為に上角会長、田渕相談役の挨拶が有った。

人工林の説明。(スギ、ヒノキの見分け方等)
木を倒す方向(受口)にしるしを付けて確認する。
おおのこで人力での伐採開始。

伐採木の枝打ちと玉切り。
伐採木の切り株で、受口・追口・年輪等の説明を受ける。


玉切りした伐採木を人工林の裾野に運び立てかけて乾燥する。
冬場の伐採木の皮むきはむきにくいので、中止した。

解散時の集合写真。


長文最後まで見て頂きありがとうございました。
なお、個人の写真公開は了解を得ております。
また、次回も自然と触れ合う里山保全活動を予定しておりますので、多数の方のご参加をお待ちします。         2025.02.04 kusu

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